【社員インタビュー#01】續橋宏樹さん
男性 入社9年目 施行課 1級葬祭ディレクター
会社に入った経緯は?
新入社員として高校を卒業して18歳で入って、今年で27歳になります。
高校卒業後、新入社員として入社して今年で9年目になります。就職活動を始めた当初は、ホテルなどのサービス業への就職を希望しており、葬儀社は考えていなかったです。葬儀に参列した経験も一度か二度でしたし、そもそも就職先として葬儀社が思い浮かんですらいなかったです。ですが、郡山市で高校生向けの企業説明会が開催されたときに、高校の進路指導の先生からの勧めもあって、あおきの社員から話を聞く機会を頂きました。そこで、初めてそういう職種もあるのだと知り、葬祭業に興味を持ちました。その後、会社見学にも行き、採用面接を受けて、入社となりました。
一級葬祭ディレクターとはどのような資格ですか?また、施行課ではどのようなお仕事をされていますか?
厚生労働省が認定している葬祭ディレクター技能審査というものがありまして、葬祭ディレクター技能審査協会が独自に実施している試験です。一級と二級があり、二級は葬祭の実務経験が2年以上、一級は勤続年数5年以上で受験資格を得られます。
筆記、学科試験では、葬儀や宗教に関する問題が出題されます。実技の試験もあり、「接遇」「司会」「幕張」があります。「接遇」は試験官を相手に葬儀の打ち合わせを行います。言葉遣いや、ご家族に対しての配慮が十分かなどがチェックされます。「司会」では、参列される側が聞き取りやすい声やスピードで話しているか、時間内に終わらせることができるかなどが審査されます。「幕張」という試験もあり、テーブル代わりの台が用意されており、そこに白布をかけて、決められた時間内に指定された間隔で、ひだを作ります。
施行課での私の業務ですが、1級葬祭ディレクターの試験に出てくるような内容になりますが、、司会進行については別で担当している者たちがおりますので、私は亡くなった方のお迎えやご葬儀の打ち合わせなど現場の事を主に受け持っております。
入社当初、ご遺族の方と接することに戸惑いはありませんでしたか?
ご葬儀に関することについては入社してから知ることばかりでしたので、すぐにご遺族と打ち合わせなどをするわけではなかったです。まずは、葬儀の見学から始まり、その後、運営スタッフの一員として通夜や葬儀の中に入らせていただきました。経験を積み、知識もついてきてから、先輩が担当する打ち合わせに同席します。その後、ようやく独り立ちをして、自分が担当者としてご遺族の方と打ち合わせをするわけですが、やはり最初の時は何から順に話すといいだろうかとか、雑談に何を話たらいいだろうかと緊張しました。
雑談は緊張されているお客様の気持ちを和らげたり 信頼関係を築いていく上で大切なコミュニケーションですが、普段なら当たり障りのない内容でも、ご葬儀の場となると受け止め方が変わることもありますから、お話しするときには、一度考えてから言葉にしています。
このお仕事をしていて、難しさを感じることはありますか?
お葬式は亡くなった方には一度しかない大事な式です。失敗したから、次もう1回とはいきません。しかし、式を挙げる側のご遺族様は、喪主などの経験がない方がほとんどです。その上、大切な方が亡くなった直後ですので、通常の心の状態でないことも少なくありません。張り詰めた様子の方もおられれば、悲しみが深くて打ち合わせどころではない方もおられます。
ご遺族の心情に寄り添いながら、何度でも丁寧に説明をすることを心がけ、また、状況に応じて、さまざまなご提案もいたします。家族でゆっくりお別れの時間をとりたい場合、小さなお子様を亡くされた場合などは自宅での葬儀をご提案することもあります。最後まで生前と変わらないお姿を見ていただけるように、こまめに空調の管理をしたり、ドライアイスの量の調整のために、何度もご自宅に足を運んだりすることもあります。
最初は気持ちが沈んでおられたのが、徐々に明るいとまではいかなくても少しずつ口数が増えてこられたり、葬儀をすがすがしい表情で見届けてくださっている姿を見たときなどは、ほっとしたようなあたたかな気持ちになります。
今後の目標と応募を考えている人へのメッセージをお願いします?
一人でも多くの人に「あなたが担当でよかった。あおきに頼んでよかった」と言ってもらえるように頑張っていきたいです。
私が就職活動をしていた高校生の時もそうでしたが、葬儀社というのは多くの人にとってあまりなじみがない会社だと思います。そんな中で、この記事に目が留まり、こんな職業もあるのだと知っていただけたのはとても嬉しいです。
他では味わうことができない特別な経験をさせていただける仕事だと思っております。少しでも興味を持っていただけましたら、一度、見学に来てどんな職場か見ていただきたいです。