【社員インタビュー#02】高橋浩美さん

女性 入社15年目  施行課 1級葬祭ディレクター 家族葬邸宅デュエ郡山亀田の支配人

<業務内容を教えてください>

施行課で司会などをしております。打ち合わせの担当者がご家族とご相談してどのようなご葬儀にするのかを決めて、その内容を実行していくのが私たちの業務になります。

ご希望があればになりますが、事前にお客様からお話をお伺いして、3,4分の文章にして、ご葬儀の前にナレーションという形で故人様の人生の紹介をさせていただいたり、思い出のエピソードなどをご参列の方に聞いていただく事もあります。こちらもご希望があればですが、思い出の映像と共にお流しすることもあります。

また、家族葬邸宅デュエの支配人もしております。家族葬邸宅デュエは式場の隣にご家族様が自宅のように過ごすことができる居住空間を提供している施設になります。また、一階部分はご安置レジデンスという建物で、病院からご事情あってご自宅に帰れない方をご安置させていただいております。これら、家族葬邸宅デュエの見学者の方の対応やご安置レジリエンスを利用されているご家族の方への対応などをしております。

<司会業の難しさや大切にしていることはありますか>

お寺様によって、同じ宗派でも作法が違ったり、式次第も異なりますので、間違うことなく対応できるように日々努力しております。地元のお寺様でしたら、だいたいは存じ上げており、流れも把握できておりますが、初めてお世話になるお寺様の場合ですと、お通夜の前のお打ち合わせで式次第の内容などの確認が取れますので、ドキドキすることもあります。特に東日本大震災の直後は、震災で被害を受けた地域から郡山に避難してこられて、避難先で亡くなられた方も多く、そのために、それまでお世話になることがなかった地域のお寺様にお世話になることもありました。やり方がまるで違ったりしましたから、式を滞りなく進行させるだけでも大変でした。

私どもはあくまでも儀式をされるお寺様のお手伝いをさせていただき、家族の方がお別れだけに集中できる環境を作っているだけですので、黒子となり前に出ないようにということは心がけております。

<ご自宅でのリラックス方法や楽しみは?>

お酒が好きなので、ビールで晩酌をするのが帰宅後の楽しみです。夕食の時間を大切にしています。特売などで買ってきたものを使って、その時に食べたいと思ったおつまみを何でも作ります。家族がお母さんの料理がおいしいと喜んで食べてくれるのも張り合いになっています。

<前職では何をされていましたか。転職をされた理由は?>

前職では結婚式場でアテンダーとして働いておりました。アテンダーは花嫁さんについて花嫁さんのドレスを整えたりしているお仕事で、セレモニーの中でブーケトスとかフラワーシャワーなど、それらの仕切りもしていました。また、写真館でカメラマンもしており、子どもの着付けやウエディングフォトなどの撮影もしていました。昔から興味がある仕事はやってみており、いろいろ経験していく中で誰かの人生に関わることにやりがいがあると感じるようになっていました。

ですので、葬祭業にも以前から興味はありましたが、転職の直接のきっかけとなったのは親類の葬儀でした。私には生まれつきの病気を持った娘がおり、今は成人して普通に仕事もしておりますが、子どもの頃は大きな手術をしたり、長い入院生活を送っていました。その中で、同じ病室の子たちが亡くなっていくのを見てきており、葬儀は真剣に執り行なってほしいという気持ちが強くありました。その親類の葬儀は当社とは別の葬儀社が執り行っていたのですが、自分が思うような送り方ではなかったので、それならば自分が葬儀をする側になろうと思いました。それでその時期に、たまたま求人が出ておりましたあおきに応募しました。

前職での経験などから面接の時から「司会をやれるのでは」と言われまして、入社してからいろいろと勉強させていただき、3ヶ月後ぐらいには司会を始めていました。

<応募を検討されている方にメッセージを>

先輩社員として、就職活動をされている方たちの前でお話させていただく機会があるのですが「笑っちゃいけないんじゃないですか」とか「仕事の内容を引きずってしまって、家で暗くなってしまうんじゃないですか」と聞かれることがあります。

すごく悲しみが深い方に関しては、自分の家族と重ね合わせたりして、悲しい気持ちになることもあります。でも、ご年配の方の葬儀などで、ご家族が生前にできること後悔なくできてお別れするご葬儀の時などは皆さん笑顔だったりします。思い出のお写真とか映像をお流しすると爆笑になることもあります。そんな時は私たちも嬉しいのでニコニコします。いつもお客様と共に感情があるような感じで、何と言ったらいいのか…暗い職場ではないことはお伝えしたいです。

<今後、どのような会社にしていきたいですか>

働いてる社員はとても個性豊かなのですが、自分なりの形でお客様にお手伝いもしてあげたいという気持ちでみんな頑張っております。そういう意味で、みんな同じ方向を向いているなと感じます。それぞれの思いを大切にしながら、レベルアップを図っていき、チームワークを大切にしていける環境を作っていきたいと思っています。

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